源頼朝の寺子屋

皆の者! ごきげんよう!


そう、それがしがあの有名な初代征夷大将軍こと「源頼朝」だ!

さあさあ、さっそくお主たちに「ドンピシャ」の規則を分かりやすく説明致す。
心して聞かれよ。

規則は至って簡単である。
まず、一人が親、残り全員が子になる。
して、親が出したお題に対して、子が答えていき、
見事にドンピシャワードを当てれば得点するって仕組みである。

何ぞ? お題とかドンピシャワードとは何かと?

たわけ者! それをこれから申すところである。

お題とは例えばこのようなものぞ。

お題:「花の名前と言えば?」

花の名前なぞ様々である。
チューリップ、ヒヤシンス、コスモス、数知れず。
それを子が一つずつ答えていくなり。
ただし一度答えると、その後二時間が経過せぬと答えらぬゆえ。

このお題に対するドンピシャワードは例えばこうである。

ドンピシャワード:「カーネーション」

この場合は、子が「カーネーション」と答えればドンピシャ!
それまでにあった回答の数だけ、親とドンピシャした子の二人が得点する。
この点数をドンピシャポイント(DP)と呼ぶなり。
ゆえに、例えば十回目の回答でドンピシャしたら、十点となるなり。
DPが貯まっていくと、位が平民郎党御家人→…と上がっていくなり。
最終的に最高位の征夷大将軍になれば、
偉人記録に名が刻まれ試合終了となるなり。
されど、無論その後も試合を続けて構わぬ。

親はドンピシャしづらいお題を出すならば、それだけ得点が多くなるなり。
さすれば、殊のほか難解なるお題にすれば良きと思われるか?
ほっほっほ、甘うござる。

子が回答できるのは全員で三十回までぞ。
三十回でドンピシャワードが出なくばお流れ。
親には得点は入らぬ。
更には懲らしめとして八点が引き去られるなり。

簡単なるドンピシャワードにしたつもりなれど
思いのほか容易には当たらぬものゆえ、
出題する折は重々考えるべし。

ドンピシャした子は次なる親と相成る。
お題とそれに対するドンピシャワードを考えるべし。
速やかに決する必要があるゆえ、ある程度前以ての一考を勧めるなり。

ついでながらお流れの際はそれがしがお題を出すゆえ安心されよ。




さすれば、微細なる戒めなぞをゆるりと示すなり。

<親に対する戒め>

お題を世にも酔狂にすることなかれ。
子の皆が少なくも三十回以上は回答可能なるお題でなくば
試合が膠着せらむべし。殊のほか甚だしくば規則破りと判ずるなり。

ドンピシャワードを難解にせるは勝手なり。
されど、何者も推し当てなくば親が割を喰らうなり。
とは言え、しかと皆が存ずる言葉にすべし。
何某がドンピシャしたる、或いは、お流れになりて、ドンピシャワードが明らかになりぬる時、
「何ぞ! それなるは知らぬ言葉ぞ!」などとなりぬるは興醒めなり。
「ほほう、 それなるか!」と感ずる言葉なれば盛り上がれり!

以下が参考例なり。よくよく読まれよ。

お題:「国と言えば?」

(○)ドンピシャワード:「アメリカ」
さてさて、こは模範解答と思わる。

(○)ドンピシャワード:「アメリカ合衆国」
こも無論良き。されど、斯く場合、何某かが「アメリカ」と答えし場合
二度と当たらぬ可能性あり。
ゆえに、然る場合サブドンピシャワードなるドンピシャワードの許容範囲に
「アメリカ合衆国」を入れおくと良かろうぞ。
サブドンピシャワードは四つまで指定可能なり。
子はサブドンピシャワードを回答するもドンピシャなり。
ゆえに、然る場合なぞは「米国」、「USA」(半角)、「USA」(全角)さながら
等しき意味の言葉や半角と全角の二通りなぞサブドンピシャワードに入力したらば、
子が如何様な答え方をすれども良しとなるべし。
無論、意味がまるきり異な言葉をサブドンピシャワードにすることなかれ。
さりとて如何にすれど複数の回答の仕方を網羅出来ない折は、コメント欄に手がかりを書いておくべし。
「手がかり:正式名称なり」等、「手がかり:カタカナなり」さながら。
しかしながら、手がかりを用いるのは最終手段なり。
サブドンピシャワードも手がかりもないようなお題が最も潔く良き哉。

おっと!! こちらで要注意なるは、
親になるとコメントはおろか名前、合言葉の変更が不可という事なり。
親になる直前、お題とドンピシャワードを決する折に最後のコメント更新の機会があるゆえ、
手がかりを示すなればそを利用されよ。くどきことなれど、親が終了となるまでコメントの更新は不可能なり。
何故かと問うに、途中で手がかりを示すが可能なれば、
子が十回程度回答せし時点で大なる手がかりを示せば、苦も無く高得点することが出来る由。
ゆえに、親は他の掲示板や口伝えで手がかりやドンピシャワードを教えるは決して許されぬことなり!
こればかりは、皆の倫理観に頼るより無かりけり。されど、
斯様に狡猾な所業をすれども面白くはならぬからして
得点することよりも一つ一つのお題を楽しむものゆえ、
斯様な所業を働く者はおらぬと信ずるものなり。

(×)ドンピシャワード:「ハワイ」
こはすべからず。「ハワイ」は国ならず。
列記とした規則違反になりぬるゆえ、斯様なしくじりには用心するべし。

(×)ドンピシャワード:「国士無双」
こもすべからず。あまりに歪曲するなら何某も当てられぬゆえなり。
くどきことなれど、容易なるドンピシャワードなれど思いのほかなかなか当たらぬものゆえ、
親は是が非でもお流れにならぬようなドンピシャワードを出すように心がけるが一番なり。

規則違反を犯しし親には懲らしめを受けてもらうべし
親権剥奪や減点など、最終的な判断は全て管理者に委ねられてるゆえ、そこは理解願う。

手がかりの使い方は、さきの例以外にも色々あるなり。
ドンピシャワードが数字の場合は半角なのか全角なのかを手がかりに書いておくべし。
他にも「ヒント:アジアではありません」なども良き。
ただ、色々と紛らわしくなることがあるかもしれぬゆえ、
手がかりを示すときは慎重に考えてからにするべし。

ドンピシャワードや子の回答は余計なスペースがないように注意するべし。
回答は一字一句違わない言葉でなくばドンピシャできぬ。
ゆえに、そのために手がかりがあるなり。
逆に申せば、それ以外の目的では手がかりはあまり示さぬように。

親は終わるまで為すことなきため暇なれど、気長に待つべし。


此処で、お題とドンピシャワードの良き例と悪しき例を示すなり。
ついでながら、DW=ドンピシャワード、SubDW=サブドンピシャワードなり。

◇良き例

お題:「海の生物と言えば?」
DW:「クジラ」
SubDW:「鯨」「くじら」
※DWが日本語の場合はひらがな、カタカナ、漢字の違いに注意するべし。

◇悪しき例

お題:「資格と言えば?」
DW:「四級小型船舶操縦士」
SubDW:なし
コメント:20代のサラリーマンがレジャー用に取ってたり
※まず以てお題が難しすぎるなり。
それがしなぞ自慢ではないが資格と言えば自動車の普通免許しか思い浮かばぬ。
しかも、DWには「四級」がついておる。こはドンピシャ不可能である。
「4級小型船舶操縦士」がSubDWに入っていないのも問題ありなり。
さらにコメントがいただけない。
お題はなぞなぞではないゆえ、手がかりのつもりか知らぬが斯かる手がかりは出してはならぬ。
コメントにより回答が極端に制限、限定され、そのせいで回答できなくなるなり。
気をつけるべし。


<子に対する注意>

特になし。
あまりにケチ臭いまねはすることなかれ。


如何に? 理解されたと思っているなり。


さすれば、寺子屋は此で終わりなり。
1回きりしかない人生、楽しんでいこうぞ。